500年の時を超えて受け継がれる、祈りと静寂の記憶
自然と調和し、心を整える
静けさに包まれた癒しの時間をあなたに。
500年の歴史を持つ龍渓院は、戦国時代中期の1520年、賢叟養(けんそうよう)禅師により伊豆高原の霊地に開山されました。
以来500年、禅の教えとともに地域の人々に寄り添い、幾多の困難を乗り越えながらその姿を今に残しています。地元に伝わる龍神伝説「対島の赤牛」との縁も深く、自然と信仰が調和する場所として、多くの参拝者の心の拠り所となってきました。
龍渓院のはじまり
500年の歴史を持つ龍渓院は、戦国時代中期の1520年、賢叟養(けんそうよう)禅師により伊豆高原の霊地に開山されました。
開山和尚の想い
賢叟養(けんそうよう)禅師は、伊豆の豊かな自然と静寂の中に禅の修行場を求め、この地に庵を結びました。地元住民の協力のもと、地域に根ざした寺院として歩みを始めます。
幾多の困難を越えて
江戸時代の火災、明治の廃仏毀釈などの困難にも耐え、地域の人々とともに復興を遂げた龍渓院は、今もその教えと心を受け継いでいます。
曹洞宗の教えとともに
龍渓院は、坐禅と日常の営みを修行とする曹洞宗の教えに基づき、静かに自分と向き合う場所として多くの方に親しまれています。
龍神の棲む寺として
この地に伝わる龍神伝説「対島の赤牛」は、龍渓院の寺名や信仰の背景にもつながっています
龍神が守る伊豆の里、対島の赤牛伝説
語り継がれる民話の地
龍と人とが共に生きた祈りの物語。

龍渓院のある伊豆高原・対島の地には、古くから「赤牛に姿を変えた龍神」の伝説が語り継がれています。
人々の暮らしを支え、渇水の村に恵みの雨をもたらしたとされるこの赤牛の物語は、「まんが日本昔ばなし」にも取り上げられました。
龍渓院はこの伝説と深く関わる聖地として、今もなお龍神を祀り、地域の信仰と自然への感謝が息づいています。
龍神を感じ、自然と響きあう
信仰の造形と四季の彩りが織りなす、癒しの空間へようこそ。
龍渓院の境内には、龍神信仰の象徴である善女龍王像や龍の彫刻をはじめ、伝説を受け継ぐ掛軸やお位牌などが安置されています。
また、霊性を感じさせる蛇紋石や、季節ごとに表情を変える草花・樹木が訪れる人々の心を癒してくれます。自然と信仰が調和した空間で、静かに自分と向き合う時間をお過ごしください。

聖観世音菩薩
龍渓院のご本尊である聖観世音菩薩は、すべての命に慈悲のまなざしを注ぎ、苦しみや迷いの声に静かに耳を傾けてくださる仏さまです。
「観音さま」の名で親しまれ、救いを求める人の願いに応じて、そのお姿や働きを自在に変えながら導いてくださるといわれます。

龍神掛軸
龍渓院に伝わる龍神の掛け軸は、龍神信仰の象徴として祀られており、雨を呼び、災いを鎮める霊験を宿すとされます。法要や特別な祈祷時にのみ掛けられる、格式ある尊像です。

龍神様のお位牌
龍渓院にお祀りする龍神様のお位牌は、山内を護る守護神としてのご霊位です。風水・水脈の守護をはじめ、厄除・招福の祈りが込められ、日々丁重にご供養申し上げております。

蛇紋石
頭から尾までを手でなぞった後、「願いの水晶」に触れて祈念することで、願いが龍神に届くとされ、多くの参拝者が静かに手を合わせております

龍の彫刻
龍渓院の境内に据えられた龍の彫刻は、大地と水を司る霊獣として、古くより寺を護ってきた象徴です。

山門
龍渓院の山門は、立身出世や成功を願う祈りの象徴として、多くの方に親しまれています。「登龍門」の由来にちなみ、この門をくぐることで努力が実を結び道が開けるといわれています。

鯉の池
境内の奥にたたずむ池は色とりどりの鯉が水面をゆらし、四季折々の風景と調和した静かな時間を感じられる場所です。
四季の花々


「安心」
いいこともずっと続くわけではなく、悪いこともずっと続かない。大変なことがあっても人生の一部であり、全てではないでしょう。良いことも嬉しいことも長い人生には必ずあります。自分も周りも常に変化している。この「諸行無常」は自らの人生のテーマとして大切にしていることです。
お釈迦さまが説いた四つの苦しみ「生老病死」。 この問題は誰もが抱える事です。人間の人生は思い通りにならないんだということをしっかりと自覚したところから、苦しみから離れていく素晴らしさがあります。
「安心して生きたい、安心して年を取りたい、病気になっても安心したい、安心して最期を迎えたい」仏教は自己を見つめることから「安心」を学んでいきます。
私自身も仏教の禅に救われました。
皆様のお気持ちにそえる住職でありたいと思います。
困った時はご相談ください。そして、用事がなくてもいつでも気軽にお立ち寄りください。
吉住敬丞
よしずみけいじょう
幼い頃より生きていくこと、いずれは死ぬことに自ら悩みを抱え、高校生の頃に釈尊悟道の真相を知りたくて、一般家庭から出家得度。仏教に道を求める。ご縁があり龍渓院住職に就任。仏教の教えをなるべくわかりやすい法話にするよう心がけています。現在育児に奮闘中!
この地に根ざし、
祈りを重ねて

龍渓院は静岡県伊東市にて五百年余の歴史を重ねてきた、曹洞宗の禅寺です。
曹洞宗の教義に基づき日々の坐禅や読経を重んじながら、龍神信仰や赤牛伝説など、土地に根ざした霊的文化を今に伝えています。
本尊は聖観世音菩薩。龍神池や善女龍王像などを有し、水と祈りの霊場として多くの参拝者を迎えています。
アクセス

住所 | 〒413-0234 静岡県伊東市池464 |
電話番号 | 0557-53-0366 |
参拝時間 | 9時~15時半 |
宗派 | 曹洞宗 |
- 参拝者用の無料駐車場15台完備
- 龍渓院は、訪れるすべての方が快適に過ごせるよう、バリアフリーに対応しています。具体的な設備やサービスの詳細については、事前に寺院へご確認ください。
交通案内
伊豆急行線「伊豆高原駅」からタクシー利用
伊豆急行線「伊豆高原駅」下車後、駅前のタクシー乗り場からタクシーをご利用ください。
龍渓院までは約4.3km、所要時間は約8分です。
伊豆急行線「伊豆高原駅」からバス利用
伊豆急行線「伊豆高原駅」から東海バスに乗車し、「池」バス停で下車してください。
バス停から龍渓院までは徒歩約2分です。
各所観光地からのアクセス
大室山登山リフトから車で5分
伊豆シャボテン動物公園から車で5分
さくらの里から車で4分
伊豆ぐらんぱる公園から車で8分
よくある質問
Q龍渓院はどのようなお寺ですか?
龍渓院は静岡県伊東市・伊豆高原に位置する、開山500年の歴史を誇る曹洞宗の禅寺です。
Q龍渓院の名前の由来は何ですか?
地元に伝わる龍神伝説「対馬の赤牛(たじまのあかうし)」にちなんで名付けられました。
Qお寺の見どころを教えてください
四季折々の自然とともに、禅宗の美しい庭園や、龍神を祀ったお堂をご覧いただけます。
Qお寺の歴史について教えてください
戦国時代に開かれ、地域と共に歩んできた曹洞宗の禅寺です。詳細は境内の由緒書をご覧ください。
Qまんが日本昔ばなしに登場したというのは本当ですか?
はい、「たじまのあかうし」という龍神伝説がもとになっています。伝承は地元の誇りでもあります。

小さなことでもお気軽にご相談ください
葬儀や法要のご相談から日々の小さなお悩みまで、丁寧にお答えいたします。
どうぞご遠慮なくお問い合わせください
電話受付時間 9 : 00 ~ 19 : 00
大室山 龍渓院
静岡県伊東市池464
参拝時間 9 : 00 ~ 15 : 30
電話受付 9 : 00 ~ 19 : 00